うまそう
何度か考えたことなのですが、
「バナナとかリンゴって、
"そのまま”で、すごいうまいな。
”デザート”作るって、恐い仕事だな」
と思うことが、よくあります。
もちろん、
「そのままが、
一番うまいんじゃ、
つべこべ、小細工やらずに、
そのまま食えー!」
なんてことが言いたいのではありません。
ただ、
「うれしい仕事」をするのは、
その、
「そのままの恐いほどのうまさ、素晴らしさ」
を知っている人なんじゃないかと、
漠然と感じています。
例えば、
「身体」って死ぬほど頭いいよなー、うまくできてるなぁ、
と、とことん知っている人が、
何かしら「恣意的」な身体技法の
新しいうれしい方法を見出したりするのかなー。
これって、
「心」にも言えると思うんです。
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仕事中に、ふと、
達筆だった祖父がたまに言ってくれた、
「字がうまくないのはいいけれど、
うまそうに書くのはよくない」
という言葉を思い出した。