素のサイズ
栄福寺にも盛夏到来で、
毎日が35度を越えるような気温だ。
それでも、
歩き遍路の方も何人か参拝される。
昨日は、
北海道から歩き遍路に来られた、
若い女性がおられた。
北海道の夏の夜は涼しいですよ、
そんなことを教えてもらったりした。
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すこし前に、
糸井重里さんと矢沢永吉さんが対談されている、
NHKの番組をみた。
内容はすごく面白かったのだけど、
僕がふと、いいなぁと思ったのは、
冒頭ナレーションをされていた、
バンドSAKEROCK星野源さんのナレーションだ。
ミュージシャンなので、
もちろん、いかにも、
「ナレーションっぽい」
雰囲気にはあえてしていない。
こういうのを聞いていると、
映画監督、河瀬直美さんの演出や、
ジブリがなぜ、
声優に専門の人以外も使いたがるかが、
よくわかるような気がする。
今、
僕たちの社会や生活の中で、
ちょっぴり足りない成分があるとしたら、
おおげさなものよりも、
「素」
のようなものの「サイズ」なのではないかな、と考えた。
これは、難しい話で、
「素のもろだし」
だと、また、とても生活しづらいような気もする。
"ウソ”や体面に素を混ぜながら、
素に強がりや妄想を加える。
意識的にそんなふうに生活したい。
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そんなことを考えてると、
「坊さんに慣れる」
というのも、いい話ばかりじゃないねぇ。
気をつけよう!!