メインメニューをとばして、本文エリアへ

ミッセイ・ノート

2010年3月分

常楽会の準備と方言

毎日、常楽会の準備をしています。

今日は、大きな「角トウバ」に、
引き続き筆で字を書いていました。

七年前も思ったのですが、
一日中、本堂にいることは、
普段、ほとんどないので、

生で拝んでいる人の様子を拝見していると、

色んな方がこられているんだなー、という思いを新たにします。

「和尚さん、なんと書いとると?」

という九州なまりの言葉のおばちゃんは、
なんだか雰囲気がおもしろかったです。

僕は「方言」って、
なぜだか何年か前からすごく好きになりました。

東北弁とかも好きです。
なんでだろう。

自分自身は、

「ミッセイさんは、
 なんでテレビとかラジオに出る時に、標準語になるの?」

と言われることがあるけれど、
意識しなくても自然とそうなるので、仕方がない。

僕の説では、
僕たちの世代以降は子供の頃からテレビに触れているので、

その地方の言葉と標準語で、バイリンガルになっているのでは、なかろうか?

普段は、バリバリと、

「じゃあ、いってこーわい!
 ほじゃけん、傘はいらんて。

 あっちは晴れやけん。

 でも、お腹減ったらいかんけん、
 チョコ取って。
 あー、車運転するのしんどいにゃー」
 
(じゃあ、行ってくるよ! 
 だから、傘はいらないって。

 でもお腹が減ったらいけないから、
 チョコ取って。
 あー、車運転するの疲れるなぁ」


と話しています。


こんな調子でエッセイとか書いたら、すごく、しんどそうだ。


***

全然関係ないけれど、
僕の携帯電話では、

「土佐」と打ったら、

"予測変換”で、

「土佐礼子」(愛媛出身の元マラソンランナー)

とでました。

まさか、「愛媛仕様」の携帯じゃないですよね。

しかし、僕は「予測変換」ってあまり好きじゃないな。


まぁ、ええけん!!

非難と肯定(芸人と主婦)

今日は左官職人さんが来て、
お堂の渡り廊下の内装に「土佐漆喰」を、
塗ってくださっている。

クリーム色のような色で、
仕上がりが楽しみです。

***


最近ふと自分の仕事を考えて、
ある言葉を思い浮かべた。

「非難し過ぎず、
 肯定し過ぎず、
 
 自分なりのことを、
 ゆっくりでも動かしてる」


誰かの言葉というわけではなく、
自分がそうしたいと思っているのだ。

現状も他人も、自分のことも、

ついつい非難ばっかりになったり、

逆に、
現状に甘んじすぎたりすることが、

じつは、
色々なことの根本的な問題になっていることが多いと思ったのだ。

そして、
色々なことを考えることも大事だけど、

少しでも、

「僕もわからないけれど、こういう方法を試しています」

ということを、現在進行形で持つこと。

そういう風に行きたいと思っている。

***

今回の『ボクは坊さん。』の取材を通して特に印象的だったこと。

「新聞」を本当に多くの人が読んでいること。

そして、
「週刊文春」で笑い飯さんの哲夫さんが書評を書いてくださったり、
とある主婦の方が献立に悩んだ時に読むような雑誌が、
来月の取材をオファーしてくださったりして、

うまく言えないけれど、

「そういう風な仕事」

をこれからもしたいと思った。

芸人さんや主婦の方が、

「なんか難しいそうだけれど、
 ミッセイさんが書くものだったら、
 ちょっとわかるかも、おもしろいかも」

なんて思ってもらえたら、
本当に最高だな。


***

さぁ、今から大きなトウバを常楽会に向けて、
本堂で書きます。

やったるで。


昨日は近所のお寺さんに集まっていただいて、

弘法大師の法要と一緒に、

4月3日の栄福寺「常楽会」の打ち合わせをしました。

みなさんで、
知恵を出していただくと、

新しい方法が色々出てきて、ありがたいものです。

その後、
同じメンバーで、

僕の出版記念のお祝い会をして頂きました。

皆さんから頂いた記念品は・・・、

「次回作はこれで書いてください!」

という願いを込めて、

「lamy」(ドイツのメーカー)の万年筆!!

インクをインク壺から吸い出す
アナログな喜びとその気持ちに、

弟子ミッセイ、大感激です。

近所の皆様に励ましていただくことは、本当にうれしいこと。

本当にありがとうございました!!!

ロング・バケーション

1年以上ぶりにひいた風邪が、
治ったと思ったら、

今度は、
お腹の風邪をひいてしまいダウン。

熱が出たので、
インフルエンザかと思ったけれど、
少なくてもそうでなくて、よかった。

しかし、
お腹の風邪ってしんどいなぁ。

こたつでお腹を温めていたら、

「ロング・ヴァケーション」の再放送をやっていた。
(山口智子さんや木村拓哉さんが出演しているテレビドラマ)

よく憶えていないとけれど、
やっていた頃は、
高校生だと思うので、

山口智子さんの、

「自虐的独身おばさんキャラ」

とかが、よくわからなかってけれど、
今や自分がその年齢より上である。

でも、なんとなく、
空想的なシティーライフ感が、
ほどよく嘘っぽくて、
(ビバリーヒルズ青春白書みたい)

なんだか、よかった。
恋愛ドラマぐらい、
こうでなくっちゃ、と思ったな!

でも、
松たか子さんは若いし、

りょうさんは、今より、ずっと恐いし、
なかなか見所もいっぱい。

そして、
木村拓哉さんが人気者になるのも、
そりゃそうだろう、
と思う。チャーミングだわ。

ドラマの中で、
ベンフォールズファイブの音楽が、
重要なモチーフになっているのも、なー。

その後の、
フジロックのステージをみて、
僕は彼らの音楽にはまったのだけど、
ここで登場してたのかー。
(もしかして時代が前後してんのかな・・・)

いま、こういう、恋愛ドラマが、
成立しにくい、時代なのかしら。

それは、それで、いいのだけど!

***

本日、
ミシマ社さんが、
朝日新聞に
ドーンと気合いの入った広告を出してくださっています!

お腹が、はやく、治りますように・・・。
(そうじゃないか!)

「ほぼ日」に再登場!!

3月3日(水)
ほぼ日刊イトイ新聞」の「坊さん。」が、

『ボクは坊さん。』出版記念で復活掲載されています。

なんと、トップページ上には本日限定のバナーも!

ありがとうございますっ!!!

***

とても色々なところで、
勧められるので、

『現代霊性論』(内田樹・釈徹宗)を購入してみた。

ちなみに、
一緒に買ったのは、

「SAKEROCK」の既発アルバムと、

『イトイの通販生活』

僕は糸井さんも通販生活も好きなので、これは楽しみ楽しみ。

『現代霊性論』もすこし読み始めたのだけれど、
母校の高野山大学が話に出てきたりした。

***

新しい漆塗りの本尊厨子を何度も見上げてしまう。
新しい家に入っていただいて、
本当によかった。

「家」って、
なんだか不思議な存在ですねぇ。

愛媛朝日放送

あさって4日(木)の18時17分から55分の
夕方地方ニュースの枠のどこかで、
愛媛朝日放送さんが、
『ボクは坊さん。』を紹介くださるとのことです。

勝手なお願いなのですが、
実は、栄福寺は愛媛朝日放送がうつらないので、
もし視聴可能な方は録画してくださる方がいらっしゃると、
大変うれしいのですが・・・・・・・・。

どうぞ、よろしくお願いします。
(われこそは!の方がおられたらメールお待ちしています)

***

今日は、本尊厨子の搬入があったのですが、
慣れないことをお手伝いすると、
肩の筋を違えてしまいました。

痛いです・・・・。
明日がちょっと恐いですね。

« 2010年2月 | 2010年4月 »