奈良の大仏
考えてみたら、
「奈良の大仏」を
観たことがない(拝んだことがない)、
という一大事に気付いて、
奈良に行ってきました。
行き帰りの、
電車の中は僕にとって、
寺にいる時とは、
また違った雰囲気で、
「自分のこれから」
「栄福寺のこれから」
について考えられる時間です。
本棚にあったノートをメモ代わりに、
持ってきていたのですが、
平成18年に書いた、
自分の雑記にこうありました。
「この気持ちをどうにかするには、
”書く”ことを仕事にするしかない」
・「今、足りない物」→光に向かうこと
光とは→「自分が心から仏教・空海の思想をうれしく思い、
それを”本”で伝える」
そんな風な明確な想いを、
「本」に対して持っていたなんて、
4年前の自分に対して、
すこし驚いた気分でした。
奈良では、
ふらっと入った古書店で、
吉本隆明さんが四国遍路について
かいた文章を見つけたり、
予想外だったことに、
”あの”阿修羅像を観られたり、
気になっている宮大工集団の、
比較的新しい仕事が観られたり、
充実した日々でした。
奈良、平安時代の仏像もたっくさん観ましたが、
「すばらしい」
「残っていること自体が、すごい!」
と思いながらも、
「これだけじゃ、だめなんだ」
という思いもまた新たにした旅でした。
同行の同志に、心から感謝!!