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ミッセイ・ノート

空に

昨日は、
高野山大学時代の同級生であり、
僧侶修行の仲間でもあったお坊さんの結婚式に、
出席する予定だったのですが、

住職としてお葬式を拝みに行くことになり、
昨日がお通夜、今日がお葬式でした。

お坊さんには、
葬儀の予定と他の予定が、
不思議と重なる人と、
不思議と重ならない人がいる、というのが
僕の個人的な意見なのですが、

自分はわりと重なる人です。

故人の息子さんである喪主さんは、
僕の小学校の時の先生でもありました。

「あゆむ!いやっ、住職、よろしく!」

と悲しい気分の中で、
笑顔で話しかけてくださる、
先生と自分たちなりのやり方で、
心を込めた葬送の儀式ができたように思います。

初七日法要では、

戒名に使った「観」という字から
「観賢さん」というお坊さんの話をしたり、

「慧」という字から、

「智」と「慧」の話をしたり、

「明」という字から明恵さんの話をしたりしました。

なんとなく、
そのままお寺に帰る気分になれず、

葬儀の帰り道に僧服のまま、
高校時代の先生の個展に行ってきました。
(日本画家でもある)

今回は先生が持っている、

古いおもちゃを水彩画で書いたシリーズで、
特にライナス、ペパーミント、チャーリーブラウンの、
スヌーピーシリーズはよかったです。

「白川君、これ、おもしろかったので、あげる」

といって、
『野ブタ。をプロデュース』で著名な
白岩玄さんの『空に唄う』を、
贈ってくれました。

「この作家、気になってたんですよ」

「お坊さんが出てくるんだよ」

***

そういう1日でした。

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